元教員が教える、保護者クレームで担任が八方塞がりになる5つの理由

投稿者: | 2016年10月28日

 

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保護者対応が大変なこと、学生の皆さんもご存じだと思います。

しかし、具体的にどう大変なのかは、実際現場に入らないと分からないこともたくさんあります。

今回はそんな教員志望の学生の皆さんに、元教員の経験から、「教員志望者必見!保護者クレームで担任が八方塞がりになる5つの理由」をお伝えします。

 

1.保護者に追いつめられる

民間企業と大きく異なるのは、クレームを入れてくる保護者の担任になると、最低でもその1年間は付き合っていかなくてはならないことです。

これは大きな精神的苦痛です。

接客商売との違いは、教師の場合は、いったん担任となると、そういうクズ親に、1年間付き合わなければならないこと。[40代女性教員]
(出典:仕事のプロが本音を明かす hone.biz

クレームを入れてくる当該保護者はもちろんですが、その周りの保護者からも精神的苦痛を受けます。

また、当該保護者が自身の主張が通らないからといって、自分の都合の良いように周りの保護者に言いふらしたり、悪意をもって悪い噂を流したりすることもあります。

保護者同士のつながりで悪意ある噂をながされ人格を否定される。[30代女性教員]
(出典:仕事のプロが本音を明かす hone.biz

 

2.管理職に追いつめられる

周りの保護者だけならまだマシです。担任と話して納得のいかなかった保護者は、大抵今度は管理職にクレームを入れます。また、担任を通さずいきなり管理職にクレームを入れてくる保護者もいます。

そうなると、管理職はどう対応するか?

現在、担任の側に立つ管理職は皆無です。

良くて、中立の立場でクレームを聞く管理職です。

ひどいのになると(というかこのケースが一番多い)保護者側に立ちます。

なぜなら、学校は保護者に対して圧倒的に立場が低いからです。

地域、保護者に対して極度に立場が弱い。[30代男性教員]
(出典:仕事のプロが本音を明かす hone.biz

管理職にとって重要なことは、子どもにとってどうかとか、どちらが正しいかどうかとかではなく、事を収めることであるのです。

つまり、自分の保身です。

校内で上手くクレームを抑えられないと、保護者は次は教育委員会にクレームを入れます。管理職は後々教育委員会から怒られたくないし、評価も下げたくない、ということです。

このように公務員は「問題を起こさないこと」が評価されますから、担任が犠牲になるケースが多くなります。担任は保護者からのプレッシャーだけでも大変な苦痛なのに、管理職からもプレッシャーを受けることになるのです。

 

3.教育委員会に追いつめられる

管理職と話して納得のいかなかった保護者は、大抵今度は教育委員会にクレームを入れます、また、担任を通さずいきなり教育委員会にクレームを入れてくる保護者もいますし、ひどいのになると自治体の首長に訴え出る者もいます。

すると、「問題を起こさないこと」が評価される公務員の教育委員会は、担任をねぎらうなんてもってのほか、「何やってんだ、担任! 余計な仕事増やしがって!」というトーンで担任を責めることになります。

指導主事もパワハラに等しい暴言を吐く。若い教師を「指導」すると称しながら。[20代女性教員]
(出典:仕事のプロが本音を明かす hone.biz

なぜなら、教育委員会にとって重要なことは管理職同様、子どもにとってどうかとか、どちらが正しいかどうかとかではなく、事を収めることであるからです。

担任は、保護者に苦しめられ、管理職にも苦しめられ、教育委員会にも苦しめられるのです・・・。

 

4.同僚に追いつめられる

これに留まりません。

小学校の場合特に、他人の学級に対して基本「無関心」であるし、「保護者対応に失敗した」という冷たい目でみられる場合もあります。

ひどい場合は、同僚の失敗を楽しむ不届き者もいます。

ひそかに人の失敗を楽しむ人がいる。[40代女性教員]
(出典:仕事のプロが本音を明かす hone.biz

このようにして担任は、保護者に苦しめられ、管理職にも苦しめられ、教育委員会にも苦しめられ、同僚にも苦しめらます・・・。

 

5.子どもに追いつめられる

極めつけは子どもです。

子どもたちは親たちから情報を得て、「〇〇ちゃんのお母さんが校長先生に言って、△△先生は校長先生に怒られたんだってー」みたいなことを言い出すことも場合によってはあります。

本当の場合もあるし、本当にはそのような事実はないのに変な噂が子どもたちまで広がっていることもあります。

もう、何というか・・・。

クレームの内容如何の話ではありません。

言うまでもなく、このような類いのことが起きれば、子どもたちは担任のことを軽視し始めます。

 

★まとめ

これが、保護者のクレームに対する担任の立場です。

保護者に苦しめられ、管理職にも苦しめられ、教育委員会にも苦しめられ、同僚にも苦しめられ、子どもにも苦しめられる場合があるのです。

あなたは、この精神的なストレスに耐えられるでしょうか。

そのことをよく考え、教員志望するかどうか検討をしてもらえればと思います。

以上、元教員トウワマコトによる、「教員志望者必見!保護者クレームで担任が八方塞がりになる5つの理由」でした!

 


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