元教員が挙げる、現状の労働環境が変わらない限り、将来のある若者が教員になるべきではない5つの理由

投稿者: | 2017年2月1日

報道・SNS等で教育現場の実態が伝わっているのか、教員を目指す学生が減っているそうです。

16年春の公立校教員採用倍率、5.2倍 6年連続で低下(出典;日本経済新聞2017年1月31日)

私もつぶやいたことがあります。


教員志望の学生の減少、これは(一時的には質の低下は免れないものの)良いことではないでしょうか。

なぜなら、保育士不足問題のように教員が不足し、明らかな問題として表面化しない限り、教員の労働環境も改善されることがないだろうからです。

今回は、改めて教員の苛酷な労働環境をまとめましたので、将来ある若者の皆さんはぜひ参考にしてください。

では、元公立小学校教員が挙げる、「現状の労働環境が変わらない限り、将来のある若者が教員になるべきではない5つの理由」です。

 

1.生活する時間を奪われる

仕事量が膨大すぎるため、もはやプライベートがなくなるというレベルではありません。睡眠や食事、家事等、人間が生活していくために必要な時間さえも奪われるレベルで残業をしなくてはなりません。

家族と夕食を取れるのは週に1、2回以下という教師が半数近く(出典;テレビ朝日2017年1月27日)

しかもサービス残業で。
(公立学校の教員は、一般的な民間企業と異なり残業代が出ません)

将来、家庭や子どもをもつことを考えている人、趣味を大切にして生きていきたい人はよく考えた方が良いです。

 

2.心身の健康も奪われる可能性も

精神疾患で休職教員5009人 15年度(出典:毎日新聞2016年12月22日)

精神疾患等で休職する教員は年間で約五千人もいます。

その理由は、仕事内容のハードさ、時間外労働の長さ、理不尽な目に遭う機会の多さなどからです。

教職は、体力だけでなく精神面もタフでないと心も身体もボロボロになるリスクがある仕事です。

心身のタフさに自信のない人は、人間にとって最も大切な健康を脅かすことになり、大変危険です。

 

 

3.理不尽なこと、意味のない仕事が多すぎる

子どもは未成熟だから仕方ないとして、親、同僚、管理職、教育委員会等から理不尽な目に遭うことが非常に多いです。

代表的な例を挙げると、自分の子どものことしか考えない保護者、自身の保身のために余計な仕事を増やす管理職、次々と子どものためにならない施策・調査をうってくる教育委員会・・・。

挙げればキリがありません。

言うまでもなく、数々の理不尽な体験は人間の心を蝕んでいきます。

 

4.つぶしがきかない

そんなこと言われなくても分かっているかもしれませんが、教員の仕事、つぶしがききません。

授業や学級経営が上手くても、いくら校務分しょうがこなせても、残念ながら労働市場ではほとんど価値はありません。

つぶしがきかないということは、辞めたいと思っても簡単にはやめられない、ということです。

定年まで勤める覚悟があれば別ですが、そうでなければ相当な苦労を強いられることになります。

であれば、別の道を探るか、あるいは(難しいでしょうが)別のスキルや収入源を確保してから教職を目指すことをお勧めします。

 

5.将来性がない

今は厳しくても明るい将来があるのであれば、まだ一考の余地がありますが、そうではありません。

この仕事、将来性もありません。

それは政治状況、文科省・教育委員会の姿勢、次期指導要領等を見ればある程度把握できます。

例えば小学校でいえば、次期指導要領より英語を3年生から教えなくてはならなくなり、道徳は教科化、アクティブラーニングの導入・・・。挙げればキリがない一方で、削減される主だった内容はありません。

また、土曜授業復活の流れもあります。退職金も減額される可能性が高いといわれています。

労働環境からみて、明るい未来があるとは私には思えません。

 

★まとめ

いかがでしたか。

将来ある学生の皆さんは、もう一度よく考え、これらのリスクを考慮したうえで教員を目指した方が良いと思います。

以上、元公立小学校教員トウワマコトが挙げる、「現状の労働環境が変わらない限り、将来のある若者が教員になるべきではない5つの理由」でした!

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元教員が挙げる、現状の労働環境が変わらない限り、将来のある若者が教員になるべきではない5つの理由」への1件のフィードバック

  1. 現場教師

    むむむ!
    厳しい!!・・・・。

    でも、確かにその通りです。

    実は私も、熱心に教師を目指したいと語る子には、
    やめておきなと言ってしまいます。

    純粋であればあるほどに、
    間違いなく病みます。

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