「行事なし・クレームなし保育園」を作ったら保育士不足が解消し、意外と成立し、待機児童問題が結構解消するのではないかと元教員の私が考えてみた

投稿者: | 2017年2月26日

社会問題化して久しい保育園の待機児童問題。

保育園落ちた、今年もSNSに悲痛な声 「泣けてくる」(出典:朝日新聞2017年2月3日)

この問題の根深さは、園が足りないだけでなく、保育士が足りないことです。

【報ステ】今年も待機児童が…保育士9万人不足(出典:テレビ朝日2017年2月24日)

保育園を新設しても、保育士が集まらず、子どもを募集できない園もあるといいます。

待機児童問題は、保育士不足問題でもあるのです。

であえば、解決のためには、保育士を集めなくてならないわけです。

しかし、潜在保育士は76万人もいます。

潜在保育士(保育士資格を持ち登録されているが、 社会福祉施設等で勤務していない者)は約76万人(出典:厚生労働省「保育士等に関する関係資料」2015年10月

一番効果があり、しかし困難な政策は、保育士の大幅な給与アップを図ることですが、財政の問題もあり難しいとされています。

であれば、給与以外の労働環境を改善させることで保育士不足解消を図る試みが大事なのではないかと私は考えます。

 

◆「行事なし保育園」

まず、保育士の仕事は持ち帰りが非常に多いと聞きます。

保育士の持ち帰り残業「ほぼ毎日」が32.8%、行事前の準備などが負担に(出典:弁護士ドットコムニュース2017日2月4日)

行事を一切やめ、勤務時間内で終わる仕事量にするなどの労働環境の改善を図ることができるはずです。

親の最大のニーズは待機状態の解消で、子どもを安全に預かってもらうことです。

行事がなくなっても親は妥協すると私は思います。

行事を一切なくして、保育士の労働環境を改善する、これくらい思い切った改革を行わないと保育士は集まらないのではないでしょうか。

 

◆「クレームなし保育園」

その他にもまだ労働環境改善の余地はあります。

保育士が仕事で感じるストレスの一つに、「親からのクレーム」があります。

保育士を辞めたくなる瞬間1位「人間関係に悩んだとき」 同僚の陰口やモンスターペアレンツのクレームに疲弊(出典:キャリコネニュース2016年12月16日)

衝撃!保育士の2人に1人はモンスターペアレンツに遭遇経験アリ!保育士を悩ませる過剰な親のクレームとは?(出典:株式会社ネクストビート2016年9月12日)

仕事の半分は「保護者対応」!? 現役保育士に「理不尽クレーム」の実態を聞いてみた(出典:キャリコネニュース2015年10月25日)

「絵を描くのが下手なのは保育士のせい」「トイレトレーニングして」増える親の理不尽な要求やクレーム(出典:@DIME2017年1月4日)

私も元小学校教員なので、保護者からのクレームは精神的に大きな負担になることを知っています。

本当に大きなストレスになります。

持ち帰り仕事がたくさんあり、薄給であれば尚更でしょう。

そこで、無責任な立場の私は思いました。

「クレームなし保育園」を作れば良いのではないか、と。

「クレームなし保育園」は要望は受け付けるものの、クレームは一切受け付けないという保育園です。

クレームと要望の線引きは難しいでしょうが、

  • 保育士を攻撃するもの⇒クレーム
  • 保育士を攻撃しないもの⇒要望

とすれば良いのではないでしょうか。

このような「クレームなし保育園」を開園すれば、給与は同じでも、保育士の応募が殺到するのではないでしょうか。

保護者も、保育園に入れられず退職せざるを得ない状況より、多少のクレームの我慢の方が良いのではないでしょうか。

義務教育ではないので、園の保育に本当に納得がいかないのであれば、退園すれば良いわけですし、今の時代、あまりにマズい保育をしていればネット等ですぐに話題になって、その園の存続が難しくなるはずです。だから、クレームを受けないからといって、園の運営が横暴になったり、殿様商売になったりするとは思えません。

「クレームなし保育園」、これが保育士不足解消の一策になることが間違いなしです!

 

★まとめ

とはいえ、私は無責任な一市民でしかないから言えることで、現実的には難しいでしょう。

それから結局、「大幅な給与アップ」が必要不可欠だとも思います。

以上、元小学校教員トウワマコトによる、「『行事なし・クレームなし保育園』を作ったら保育士不足が解消し、意外と成立し、待機児童問題が結構解消するのではないかと考えてみた」でした!

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