元教師の私が「匿名で」発信する3つの理由

「東和誠は本名ですか?」とよく聞かれます。

本名ではありません。

私が「匿名で」発信を続けるには、理由があります。

今回はその理由を3つにまとめました。

1.現職時代の関係者に迷惑をかけたくない

私は元小学校教員です。

個人特定されることにより、元教え子や保護者、同僚に迷惑がかかる事態をもっとも避けたいと考えています。

私は度々、学校現場の批判を行っていますが、それは特定の誰か(同僚、当該教委)だけを批判するものではないので、彼らに批判の矛先が向かわないようにするためでもあります。

(まあ、そこまでの影響力はないでしょうが、一応念には念をということで)

2.プライバシーは財産

というか、そもそも私の発信は本名を出して、顔出しする必要性がまったくありません。

基本的に私の発信は、内容で判断していただきたいと考えています。

(海外には本名でないと言論が俎上に載らない文化の国もあるようですが、今のところ本邦にはそのような文化はない)

また、作家・橘玲氏同様、「プライバシーは財産」だと考えているので、その”財産”を上回るリターンがないという合理的判断からもそのようにしています。

テレビ出演や講演・対談の依頼はすべてお断りしているが、その理由は、「自分の知らない人が私のことを知っている」という不条理な世界が気味悪いからだ。匿名性は個人の生活に大きな利益をもたらすから、それを失うにあたっては、リスクを上回る十分なリターンがなければ帳尻が合わない。芸能人やスポーツ選手など、プライバシーの放棄が前提となる職業が高額の報酬に値するのは、成功の代償として失うものがあまりにも大きいからだ。私の場合、それほど有名になれるわけでもなく、経済的利益も微々たるものなので、ライバシーという大きな財産を手放す気にはなれそうもない。

(出典:橘玲『知的幸福の技術』

3.自由に発言できる素地の確保

そして、自由に発言できる素地を確保し続けたい、という理由もあります。

よく「退職して今は何の仕事をしているのですか?」と聞かれるのですが、ネット上では一切お答えしていません。

それは、ひょんなことから東和誠が現在の職場につながってしまうと、自由に発言できる素地が失われてしまうからです。

私としてはそれは絶対に避けたい。

自由に発言できる前提があるから、どんな事柄に対しても、タブーなく斬り込めると考えています。

★まとめ

  1. 現職時代の関係者に迷惑をかけたくない
  2. プライバシーは財産
  3. 自由に発言できる素地の確保

昨今、現職教員にもかかわらず、「本名・顔出し・勤務校出し」の”3セット出し”で活動している方を見かけます。
(そのうち一人はトラブルがあって本名・顔出しはやめましたね)

本名・顔出しにおけるリターンは何でしょうか。

信頼性?

自己顕示欲?

時短術や効果的な学習指導法など、内容で勝負すれば良いのですから、本名・顔出しの必要性が私には分かりかねます。彼らに対しては目の前の子どもや学校に迷惑がかかるリスクを軽視しているのではないかと思わざるを得ません。

同様に、教職を目指す学生のなかにも本名・顔出ししている方がいらっしゃるようですが、インターネットは些細な失敗やトラブルが“デジタルタトゥー”になる可能性のある世界なので、(おせっかいではありますが)リスク&リターンをよく考えたほうが良いのではないかと思っています。

・・・というわけで、私は今後も「匿名で」発信を続けてまいります。

以上、『元教師の私が「匿名で」発信する3つの理由』でした!