年に何回かありますよね、保護者会。
保護者会について、担任の本音を元教員の経験から、お伝えします。
では、「元教員が教える、小学校の保護者会~担任の本音3選~」です。
1.正直、来なくて良い!
いきなり驚かせたかもしれません。
でも、これ本音です。
来るな、とまではさすがに言いません。
しかし、言えないけれど正直来なくて良いよ、そう思っている担任多いです。
そもそも半分以上の親が来ないことが多いのに、重要な話なんてできません。
ですから、きちんと伝えるべき情報は、それを読めば分かるよう「資料」にして配布します。
「資料」を読めば済むわけなので、現在の保護者会、どうなっているかというと、来校する保護者は、学級の半分以下の保護者(ほとんどは専業主婦)。子どもの様子を伝えたり、資料の補足をしたりする担任。
まあ、こんな感じです。
はっきりいって、子どもの様子なんて我が子に聞けば良いし、資料の補足なんて資料読めば分かるのですから必要ありません。
担任は他にやることがないから、形式的にやっているだけです。
要は、時間潰しです。
保護者のみなさん、忙しいのにそんな担任の時間潰しに付き合いに行く必要ありませんよ!
もちろん、日頃撮りためた子どもたちの様子を収めた写真を見せるとか、来てくれた保護者に少しでも来て得したな、と思ってもらえるように努力している担任もいます。
しかし、多くの担任の本音は、正直来てくれなくて良い、と思っています。
保護者会の準備をする時間があったら、子どもの指導のために使いたい、そう思っています。
そもそも保護者会なんて、ほとんどの母親が専業主婦で、全員参加できた前時代の名残でしかありません。
世の中が共働きの時代になって、年に何度も保護者会やるなんて、担任にとっても保護者にとってもみんなの迷惑でしかないのだから、とっととやめるべきなのです。
しかし、学校は世の中の人が思う以上に、時代の変化に合わせて変われないんです。所詮、公務員、行政組織ですからね。
だから、保護者会への不参加、これしかありません。
今時、保護者会に来ないからといって、周りの保護者や担任に白い眼で見られることもありません。だから、暇じゃない限り、安心して欠席してください。
※宿泊行事の説明会などの明確な目的のある保護者会はこの限りではありません。
2.PTA役員決めとか勘弁してくれ!
年度初めの保護者会、保護者が来校する目的、ぶっちゃけこれですよね。
担任の話なんて、どうでもいいと思っていることぐらい知っています。
で、学校によっては担任にPTA役員決めやらせるところもあります。(保護者会後、保護者のみで決めるところもあります)
で、すんなり決まれば良いですけれど、まあ、大抵中々決まらないですよね。
そこまではいいです。
今時、共働きの家庭も多いですし、こんな仕事必要?と思うPATの役割もあります。出来ればやりたくない気持ち、よく分かります。
しかし、毎年ちらほらいるのですが、担任にイライラをぶつける親がいます。
例えば、「小さな子どももいて仕事もあるのにできません!(怒)」とか、「PTAって加入任意ですよね!(怒)」とか。それ、担任にキレられても・・・。
一体何なの?
担任は正直、そう思っています。PTA役員決めとか勘弁してくれよ、と。
これから1年間、担任・保護者ともに協力してやっていきましょうね、という顔合わせの日なのに、もういや~な感じでスタートを切ることになるのです。
逆に、中々決まらなくて沈黙が続くなか挙手をしてくださる保護者の方には好感度、上がります。(担任の好感度3.全体の場で批判されても、何も変わらない!のためにやる必要ないですが)
3.全体の場で批判されても、何も変わらない!
保護者会、担任の話が一通り終わった後に、質疑応答の時間があると思います。また、保護者全員が一言ずつ話すよう求められる場合もあります。
ごくまれにですが、そのような場面で担任批判を繰り広げる親がいます。
学級が崩壊状態とか、クラス全体に関わるいじめ問題についてとかだったら分かります。
そうじゃなくて、担任と教育方針が合わないとか、我が子の個別の問題についてなどを、全体の前で批判されてもね・・・。
保護者会はワガママな親の「舞台」ではありません。公共の場です。
そんなことしても、何も変わりません!
担任の精神にダメージを与えたいなら効果あるかもしれませんが、周りの保護者も見ていますよ。
そんなの、個別に言うべきです。全体の前でやる意味ありません。保護者後に、個別に話をすれば良いだけです。それでも納得いかなれば、学校長に相談すれば良いだけです。
★まとめ
- 正直、来なくて良い!
- PTA役員決めとか勘弁してくれ!
- 全体の場で批判されても、何も変わらない!
以上、元教員トウマコが教える、「小学校の保護者会~担任の本音3選~」でした!