学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・子ども編~

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学生の皆さんもご存じのとおり、昔に比べて子どもたちの指導は困難さを増しています。

特に都市部は、今や学級崩壊が起きていない学校は少ないのではないでしょうか。

今回は、そんな子どもたちに対する現場教員たちの匿名だからこそ言える本音をまとめました。

それでは、「学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~教員の本音まとめ・子ども編~」をお伝えします。

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◆現場教員の本音は?

仕事のプロが本音を明かす hone.bizでは、子どもの指導について、匿名だからこそ言える現場の教員たちの本音が記録されています。

今回は、その中の一部を挙げていきます。

大人をなめている子どもが多い。(30代女性教員)

教師を軽んじている子どもがいる。(40代男性教員)

言うことを聞かないクソガキの多いクラスにあたると最悪だ。(40代男性教員)

暴言、いじめ、暴行、荒れてるクラスは大変です。精神がやられます。夢にも出てきます。(20代女性教員)

集団経営が難しい。一部の子どもの発達の偏りは、無視できないレベル。(30代女性教員)

子どもに対しては常に気を張るので、かなりの精神疲労。(30代女性教員)

子どもからの(言葉の)暴力。良い子ももちろんいるけど、子どもが守られすぎです。(20代女性教員)

しつけのなってない子ども。当たり前のことが出来てない。お礼の言い方、お箸の持ち方、座りかた、食事中の最低限のマナーなどなど。最悪なのは、そういった躾まで全て学校がしなければならないと言う事。(20代女性教員)

教師は教師でも、「調教師」と呼ぶ方がふさわしいと思います。言葉が通じない相手に、ありとあらゆることを「しつけ」します。(40代女性教員)

子供はすぐに増長し、生意気な口をきく。傷つくことを、平気で言う。ずるい。証拠を突きつけられても、平気でうそをつく。最近は、特別支援系のお子様も多く、日本語が通じない。たった一人の転校生のために、クラス全体がおかしくなることもある。(40代女性教員)

冷めた子どもが多い。自分にとって面倒でないこと・楽なことばっか選り好みして、ちょっとでも面倒だと思うとブーブー文句を言う。(20代女性教員)

子供たちのなかには、もうすでに塾や通信教育などで学習を済ませている子もいて、クラス内で学力に差が出来る事があります。それは今の日本の現状を見ても分かりますが、根本的な格差は初等教育ではないかと感じます。(20代女性教員)

街中で子どもに会ってしまうと「あっ〇〇先生だ」と大声で叫ばれ、指差される。すごく恥ずかしい。(40代男性教員)

卒業後何年も経ってから「今の自分が出来が悪いのは小学校のときのあの担任のせいだ」と訴えられる。(30代男性教員)

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★まとめ

いかがでしたか。

昨今の子どもが冷めていること、少なくない特別支援を要する子どもたちが多いこと、子どもたちからの言葉の暴力を受けること、学力差が大きく学習を進めていくのが難しいことなどが挙がりました。

しかし、他の保護者や管理職、教育委員会、労働環境についての本音に比べてネガティブな意見の数が少なかったです。

子ども“は”好き。(30代女性教員)

という方もいるとおり、元々子どもの指導がしたくて教員になっている方がほとんどだからかもしれません。

以上、元教員トウマコによる、「学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~教員の本音まとめ・子ども編~」でした!