この5年で学校はどう変わったのか。変わっていないのか。5年ぶりに現場復帰した東和誠が学校の変化をまとめた

お久しぶりです。

約2年ぶりの記事投稿となります。東和誠(トウワマコト)です。

当ブログ、いきなり音信不通になり申し訳なかったのですが、この間、何をしていたか? というと、プチFIREしたり、現場復帰したりしていました。

約5年ぶりの学校現場です。臨時的任用講師です。

なぜ現場復帰したかというと、コロナ禍により行事をはじめ業務量が削減されている、という話を教員仲間から聞いたからです。

この3月まで近所の自治体で臨時的任用講師として勤務していました。

そこで私が感じた学校の変化について、

・この5年間で学校はどう変わったのか?

・あるいは変わっていないのか?

まとめてみました。

◆この5年間で変わったこと

・ようやく欠席連絡の手段が連絡帳からメールになった

・児童全員にタブレットPCが配布され、感染症対策等で欠席の児童はオンライン授業が受けられるようになった

・働き方改革の意識が学校にも(多少は)広がり、出退勤時間が管理されるようになった

・感染症対策により、宿泊行事・水泳学習の中止、運動会の規模縮小化、集会や縦割り活動の中止、地域・PTAイベントの中止、飲み会などが軒並み中止となっていた

・悪しき教員免許の更新制度の廃止が検討されている

・道徳が教科化され、通知表に所見の記載が必要となった

・学童保育に通う児童(共働き家庭)が更に増えていた

◆変わっていないこと

・意識は変わっても、管理職は「早く帰ってください」と言うだけで根本的な業務量削減には手を付けていない

・よって、休憩時間の確保、1日8時間労働などの労働基準法は遵守されておらず、相変わらず教員の「自主的」な活動が続いている

・人手不足はさらに悪化し、非正規の臨時的任用講師のなり手がいないために教務主任・教頭が担任をもつことがデフォルトになりつつある

・高学年になるにつれ、不登校・保健室・校長室登校の児童が増える

★まとめ

約5年ぶりに学校現場に復帰した私の最大の印象(変化のなさ)は、危機感のなさです。

教員採用試験の倍率が低下し続け、臨時的任用講師が足りないという実情からようやく長時間労働=悪という認識になったにもかかわらず、未だに学校現場や教委はどこか他人事です。

教務主任が教頭が担任をもったり、欠員状態のままが続いていたりして、それが原因でまた一人分の仕事量が増えているのに、抜本的な業務削減は図っていません。

そして、コロナ禍が収束したら少し減った業務がもとに戻るのではないかと危惧せざるを得ざるをえません。

この危機感のなさに、驚くような驚かないような…です。私は”日常”に戻ります。