
小学生の子を持つ親なら、気になりますよね、宿題。
小学生の子どもがいる家庭では、毎日のように出される「宿題」に悩むことがあります。
「親は毎日チェックした方がいい?」「丸付けまでしなければいけない?」「宿題が多すぎて終わらないときは?」「逆に少なすぎるときはどうする?」など、家庭によって悩みもさまざまです。
私は公立小学校で担任をしていたとき、宿題を出す側として、多くの子どもや保護者と関わってきました。
この記事では、その経験をもとに、小学生の宿題に保護者がどの程度関わればよいのか、宿題ができない・多すぎる・少なすぎる場合はどうすればよいのかを解説します。
なお、宿題の内容や量、家庭で求められる対応は、学校・学年・担任によって異なります。この記事では一つの目安として考えてください。
小学生の宿題、親はどこまで見るべき?
結論から言えば、子どもの年齢や自立度に合わせて、必要な範囲で関わればよいと私は考えています。
毎日、最初から最後まで親が付き添わなければならないわけではありません。
一方で、低学年の子どもや、まだ家庭学習の習慣がついていない子の場合は、ある程度大人がサポートした方が取り組みやすいこともあります。
重要なのは、
- 親がすべて管理する
- 完全に子ども任せにする
という二択ではなく、少しずつ子ども自身でできる部分を増やしていくことです。
低学年はある程度サポートしてよい
1・2年生では、まだ「宿題を確認する→取り組む→終わったら片付ける」という一連の流れ自体が身に付いていない子もいます。
そのため、
- 今日の宿題を一緒に確認する
- 取り組む時間を決める
- 音読を聞く
- 学校から丸付けを求められている場合は確認する
- 終わった宿題をランドセルへ入れる
といったサポートは自然だと思います。
ただし、親が全部準備して「次はこれ」「ここが違う」「早くやりなさい」と指示し続けてしまうと、いつまでも自分で管理する力が育ちにくくなります。
できるようになった部分から、少しずつ本人へ任せていくのがおすすめです。
高学年なら基本的には本人に任せる
高学年になると、宿題の管理はできるだけ本人に任せていきたいところです。
毎日ノートを開いて細かくチェックする必要はない子も多いでしょう。
ただし、
- 最近まったく宿題をしていない
- 提出忘れが急に増えた
- 毎日何時間も宿題にかかっている
- 「分からない」と強いストレスを感じている
といった変化がある場合は、一度状況を確認した方がよいと思います。
「宿題をやった?」と毎日確認するよりも、
「最近、宿題どう?」
「困っている問題はない?」
と聞く方が、高学年では本人も話しやすいことがあります。
宿題を親が直しすぎる必要はない
旧版の記事でも触れていましたが、宿題を細かく直しすぎるのはおすすめしません。
例えば漢字練習で、学校が求めている以上に何度も書き直させたり、ノートを完璧に仕上げるまでやり直させたりすると、宿題そのものが大きな負担になることがあります。
もちろん、明らかに雑に取り組んでいる場合には声を掛けてもよいでしょう。
ただし、
「先生に提出するものだから完璧にしておかなければならない」
と考える必要はありません。
むしろ、子どもがどこを理解できていないのかが、そのまま学校へ伝わった方がよい場合もあります。
間違いは全部直してから提出した方がいい?
これは担任の方針によります。
家庭で丸付けまでお願いしている先生もいれば、学校で確認する先生もいます。
学校から特に指示がなければ、間違いをすべて親が直して「完全な状態」にして提出しなければならないわけではありません。
例えば子どもが算数の問題を何度考えても分からない場合、
「ここまでは考えたけれど分からなかった」
という状態が担任へ伝わることにも意味があります。
宿題は、子どもができる・できないを把握する材料になることもあるからです。
親が宿題を教えてもいい?
もちろん構いません。
ただし、親が答えを教えて終わらせてしまうよりも、
「学校ではどうやって習った?」
「教科書のどこを見たら分かりそう?」
「まずどこまで分かっている?」
と一緒に考えてあげる方が、学習としては意味があります。
また、現在の算数では保護者の世代とは異なる考え方や方法で教えている場合があります。
子どもが「学校では違うやり方で習った」と言った場合は、無理に家庭の方法を押し付けず、教科書や学校の説明を確認するのがおすすめです。
宿題が分からなくて終わらないときは?
一生懸命取り組んでいるのに、何時間も宿題が終わらない状態は好ましくありません。
特定の問題で長時間止まっている場合は、いったんそこで終えてもよいと思います。
そのうえで、
- 本人から担任へ「分かりませんでした」と伝える
- 連絡帳等で保護者から事情を簡単に伝える
- どの問題で困っているのか印を付けておく
といった方法があります。
宿題を終わらせるために、夜遅くまで親子で言い争うような状態になっているのであれば、一度担任へ相談した方がよいでしょう。
宿題が多すぎる場合は学校へ相談していい?
相談して構いません。
ただし「宿題が多いので減らしてください」と結論だけを伝えるより、実際の状況を伝える方が担任も判断しやすくなります。
例えば、
- 毎日どのくらい時間がかかっているか
- 特に時間がかかる課題は何か
- 本人がどこで困っているか
- 睡眠時間など生活にどのような影響が出ているか
を伝えます。
「30分程度と聞いていましたが、毎日2時間近くかかっています」
というように具体的に伝えると、学校側も宿題の難易度や量を見直す材料にできます。
「学年×10分」は文科省の全国ルールではない
家庭学習について、
「1年生は10分、2年生は20分……という“学年×10分”が文部科学省の基準」
と聞いたことがある方もいるかもしれません。
旧版のこの記事でも、そのように書いていました。
しかし、これは訂正します。
「学年×10分」は、全国一律に文部科学省が定めた宿題時間ではありません。
自治体や学校が家庭学習の目安として「学年×10分」や「学年×10分+10分」などを設定している例があります。
したがって、
「6年生だから必ず60分宿題をしなければならない」
という全国共通の決まりがあるわけではありません。
家庭学習の目安は、それぞれの学校の「家庭学習の手引き」などを確認するのが確実です。
宿題が少なすぎると感じたら?
逆に、
「宿題が10分で終わってしまう」
「もっと勉強させたい」
と感じる家庭もあると思います。
この場合、クラス全体の宿題を増やしてもらう必要はありません。
同じ30分の宿題でも、10分で終わる子もいれば、40分かかる子もいます。
学習速度や理解度には個人差があるからです。
もっと勉強したい場合は、
- 読書
- 教科書の復習
- 漢字や計算の復習
- 興味のあるテーマを調べる
- 市販教材
- 自主学習
など、本人に合った学習を家庭で追加すればよいでしょう。
学校によっては、自主学習ノートなどを設けている場合もあります。
宿題をやらない子にはどう対応する?
「宿題をやりなさい」と何度言ってもやらない。
これは多くの家庭が経験する問題だと思います。
まず確認したいのは、単に「やる気がない」と決めつけず、なぜやらないのかということです。
- 問題が難しくて分からない
- 量が多く感じている
- 学校で疲れている
- 宿題そのものを忘れている
- 始めるタイミングを決められない
- 他にやりたいことがある
など、理由はさまざまです。
原因が違えば対応も違います。
例えば「始められない」子なら、
「夕食前に15分だけやる」
など開始時間を決めるだけで改善することもあります。
宿題を忘れたら親が学校まで届ける?
基本的には、毎回保護者が学校まで届ける必要はないと私は考えています。
忘れ物をした経験も、自分で持ち物を管理できるようになるための一つの経験です。
もちろん、学校から特別な指示がある場合や、その日の授業でどうしても必要なものは別です。
しかし、宿題を一度忘れたからといって、保護者が必ず学校まで届けなければならないわけではありません。
タブレットの宿題も増えている
現在は1人1台端末の整備が進み、紙のプリントや漢字・計算ドリルだけでなく、タブレットを使った宿題を出す学校もあります。
文部科学省のMEXCBT(メクビット)でも、授業だけでなく家庭学習・宿題での活用事例が紹介されています。
デジタル教材には、自動採点や自分のペースで進められる利点があります。
一方で、端末の利用時間が長くなったり、通信環境の問題が起きたりすることもあります。
家庭で困ることがある場合は、学校へ相談して構いません。
宿題の目的は「提出すること」だけではない
宿題には、
- 授業で学んだ内容を復習する
- 知識や技能を定着させる
- 家庭で学習する習慣をつくる
- 自分で学習を管理する力を育てる
など、さまざまな目的があります。
だからこそ、親がすべて手伝って完璧な宿題を作ることが目的ではありません。
宿題を通して少しずつ、
「自分で何をすべきか確認し、自分で取り組む」
ことができるようになる方が大切だと私は考えています。
親子で宿題が原因のけんかになる場合は?
宿題のために毎日親子げんかになるのであれば、「宿題を完全に終えること」よりも一度対応を見直した方がよいでしょう。
家庭は学校とは違います。
親が毎晩「先生役」になって、宿題をめぐって子どもを叱り続ける必要はありません。
本人に任せる部分を増やしたり、担任へ相談したり、取り組む時間を変えたりすることで改善することがあります。
学校側も、家庭で実際にどのくらい負担になっているかは、保護者から伝えてもらわなければ分からない場合があります。
まとめ:小学生の宿題への親の関わり方
- 低学年では必要に応じて宿題の確認や準備を手伝う
- 年齢が上がるにつれて本人へ任せる範囲を増やす
- 宿題を親が完璧に仕上げる必要はない
- 分からない問題があることも担任にとって重要な情報になる
- 何時間も終わらない場合は無理に続けず学校へ相談する
- 宿題が多すぎる場合は、実際にかかる時間などを具体的に伝える
- 「学年×10分」は全国一律の文科省基準ではない
- 宿題が少なければ、必要に応じて家庭で自主学習を追加する
- 宿題をやらない理由を「怠け」と決めつけず原因を考える
- 最終的には子ども自身が学習を管理できることを目指す
宿題への適切な関わり方は、子どもによって違います。
毎日横について見た方がよい子もいれば、「困ったときだけ聞いてね」という距離感の方がうまくいく子もいます。
大切なのは、宿題を完璧に提出させることだけではなく、子どもが少しずつ自分で学習できるようになることだと思います。
コメント
担任が、宿題として課している国語の漢字ドリルという練習帳のようなものを、返却しないため、うちの子は、2日連続で、その宿題が出たので、連日、忘れもの扱いです。
どうしても、ドリル・練習帳が家で見つからないので、再購入の手続きを願ったところ、他の先生から、担任の机にあった、そういう返事でした。謝罪一つありません。
他にも、色々と連続するため、不信感が拭えません。20人のクラスで、そこまで先生に負担があるようにも思えず、宿題の量としても、1年で量も少ないですし、また間に入っている先生の価値観も分かりません。「先生」と言われているうちにおかしくなるのでしょうか。
先生なんて、今の全てのシステムに何の疑問も持たずに自分で考えることを放棄した人間の集まりです。何で?なんて思わない機械の集まりです。一般社会から隔離された世界での自分達のルールで生きてるので、そこの価値観になってるんじゃないですか?
何が親の責務だ?下らない作業みたいな宿題出してやる気するわけがない。
算数に至っては、教科書や指導要領でこうなってるからと、平気で間違いを教える。指摘しても、こう教えるようになってると答えをはぐらかす。
でも、ちょっと熱が入れば体罰、親からも尊敬されもしない。威厳も権限も取り上げて、かつての聖職者から作業員にされた社会では仕方ないかもしれません。
無駄な宿題出すな、その時間で自分で教えると言いに行こうかと考えてます。
先に書かれている人は、宿題チェックしか教員の仕事がないと思っているのかな。
一日中授業を行い、子どもを家に帰すのは16時ごろ。定時が16時40分なのに。そこから次の日の授業準備を考え、教具を作る。もちろん国・算・理・社・英・体・図など様々な教科を・・・・。
帰る時間は人によるけど、18時超えるのは当たり前。20時や21時まで残って分かりやすい授業をしている人もたくさんいます。
学校の先生の仕事内容が大変なのは分かりました。しかし、自分が選んだ仕事ですよね?と
思います。明日の授業の準備や行事のことを
考え帰るのが遅くなる。就職する前に分かっていたことなんじゃないですか?それが大変だからって親と塾に頼りすぎではないですか?と思います。世の中には長い時間の夜勤の看護師、毎日12時間の工場勤務ザラにあります。自分で選んだ仕事だからやってます。親にも塾にも頼れません。もう少し生徒1人1人に向き合って授業をし、1人1人その内容を理解したかを知り教えていってほしいものですね。
明日の授業の準備や行事のこと以外の作業を行い、帰るのが遅くなる。就職する前に分かっている可能性がほぼゼロと思われる一例について、Microsoft Bing AI chat powered by Chatgpt-4に尋ねた結果が、こちら。
なお、これ以外にも、授業の、準備・行事以外の、作業・業務ご60くらいあります。詳細は、さいたま地裁判決および東京高裁判決を確認してください。今年最高裁判所が上告受理の申立てを決定で退けたので、高裁判決の内容で確定しています。
Q:
現金出納、集金その他現金を扱う作業は、教職員免許の要らない作業です。しかし、教諭が大抵やっています。このことは、殆どの大学で伝えられることはありません。殆どの場合、教育実習生に伝えられることはありません。
就職する前に分かっていた人の割合を調べる方法はありますか。調査済の実データはインターネット上等では、現状、確認されていませんか。
A:
こんにちは、こちらはBingです。ご質問にお答えします
教諭が現金出納や集金などの現金を扱う作業を行うことは、教育現場における一般的な業務の一つですが、教員養成の過程で十分に教えられていないという問題があります。このことは、教員の負担やストレスの原因になっていると指摘されています¹²。
就職する前にこのことを分かっていた人の割合を調べる方法は、インターネット上で公開されているデータを探すことや、教育関係者や教員志望者にアンケートを行うことなどが考えられます。しかし、私が検索した限りでは、このような調査結果は見つかりませんでした。もしかすると、この問題に対する関心が低いか、調査が難しいか、調査結果が公表されていないかのいずれかの理由があるのかもしれません。
教諭の現金出納作業に関する調査は、教育の質や教員の働き方改革にも関わる重要なテーマだと思います。教育委員会や学校現場では、この業務を効率化や簡素化するための取り組みが進められています³。教員養成の段階でも、この業務についての理解や準備を促す必要があると考えられます。
ソース: Bing との会話 2023/11/21
(1) 研究テーマ:学校徴収金会計業務における教員の負担軽減の …. https://www.mext.go.jp/content/20201120-mxt_zaimu-000011189_1.pdf
(2) 全国公立小中学校事務職員研究会(学校と教職員の業務実態の …. https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/03/10/1351468_17.pdf
(3) 3.業務改善に取り組む教育委員会における先進的な実践事例. https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/052/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/01/05/1365636_06_02.pdf
親が「宿題は」と言います,それで子供が「後で」言ったら親の態度が変わってしまってどうすればいいですか?私も悪い事としていると思います。これからどうしたら元に戻るのですか?