昨年度の精神疾患で休職した教員数・都道府県別が発表されました。
精神疾患で休職の教員、2年ぶり5千人台 長時間労働一因(出典:産経新聞2018年12月25日)
また(全国で)5千人を超えたようです。
上記記事をはじめマスコミでは都道府県別のランキングは発表されていないようでしたので、今回私が文科省のデータをもとに都道府県別・校種別の休職者数の順位づけをしました。
◆ソース
1-1-4 病気休職者の内訳(教育職員・学校種別) (PDF:206KB) PDF(文部科学省「平成29年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」)
平成29年度 学校調査・学校通信教育調査 小学校 職名別教員数(本務者)(e-Stat 日本の政府統計)
平成29年度 学校調査・学校通信教育調査 中学校 職名別教員数(本務者)(e-Stat 日本の政府統計)
◆順位づけの方法
- 全教員数に対する精神疾患での休職者数の割合で算出
- 小数第3位以下は切り捨て
- 政令指定都市は都道府県に含める
◆ワースト(ブラック)ランキング
小学校
沖縄県を除けば、大都市圏に精神疾患での休職者の割合が高い都府県が多いようです。
沖縄県は100人に1人以上の休職者がいるという計算になります。
中学校
小学校に続き、中学校でも沖縄県が1位。東京都もランクイン。
◆ホワイト(マシ?)ランキング
小学校
東北地方の2県がランキング入りしています。
山形県は、ワースト1位の沖縄県の約1/10です。
中学校
山梨県、和歌山県は中学校でもランクイン。
◆東和誠作成全ランキング(PDF)
★まとめ
小学校と中学校で完全には一致しない結果が出るのは部活の影響でしょうか。
休職者数だけで断言することはできませんが、上記のデータから小・中共通していえるのは、
- 沖縄県、東京都はブラック
- 山梨県、和歌山県はホワイト
ということです。
これらの情報は教員採用試験を受ける学生さんにとっては参考になるのではないでしょうか。
各自治体は、(学力テストで現場を競争させるように)良い人材に来てもらえるように、競争してホワイトな職場を目指すようにしましょう!
以上、「精神疾患による休職者数を都道府県別に順位づけした―超ブラックなのは沖縄、東京―」でした!