学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・同僚編~

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今回は、元教員の経験を生かして、同僚に対しての現場教員たちの本音についてまとめました。

では、「学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・同僚編~」です。

◆現場教員の本音は?

仕事のプロが本音を明かす hone.bizでは、職場の同僚について、匿名だからこそ言える現場の教員たちの本音が記録されています。

今回は、その中の一部を5つに分けて、挙げていきます。

1.人となりについて

他の仕事も同様ですが、教員にも色々な人がいます。

うつ病で休む人が毎年数千人も出る。(40代女性教員)

とりあえず産休育休に逃げる人が多い。(30代女性教員)

小学校教師なんて、たいして能力のある人間が集まっているわけではない。大学の偏差値で言うと45~せいぜい55ぐらい。(50代男性教員)

正当な評価するシステムがない。議員のコネや管理職の受けがいい口先だけの人がリーダー・管理職になる。(40代男性教員)

一般企業では使いものにならない非常識な同僚が多い。(30代女性教員)

教員同士でも自分が絶対正しいと思いこむ人が多い。(50代女性教員)

いい人もいるが、なんで教員やってんだろう!?と、人間性を疑うような壊滅的クズも多い。(20代女性教員)

ひそかに人の失敗を楽しむ人がいる。(40代女性教員)

教師という仕事なのに、ふさわしくない人がいる。特に女性のベテラン。民間企業に性格面で問題があるのとは訳が違います。教師なのですから。(40代女性教員)

精神を病む。毎年、体調不良はもちろん、職員室で泣く先生がいます。(20代女性教員)

関連記事:学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・管理職編~

2.人間関係について

次は、人間関係についてです。

教員同士の人間関係は結局どろどろしています。(20代男性教員)

先生だからといっていじめがないわけではない。(50代女性教員)

閉鎖的。女性社会ゆえか、陰口が多い。(20代女性教員)

女性が多いので陰口も沢山。(30代女性教員)

職員室内でも平気でいじめが存在する。陰口・やっかみ。(20代女性教員)

教師間のパワーゲームが酷い。あからさまじゃなくても、常に無言の駆け引きがある。(30代女性教員)

とにかく建前社会です。うそつきばかり。良く言えば「演技が上手」(50代男性教員)

「○○会」という同僚たちの親睦を深めるための会。結局は上部だけの付き合いだし、女性教師も男性教師も陰口たたくばっかりの会。(20代女性教員)

自分の非を子どものせいにする教師との付き合いが面倒。(30代女性教員)

3.仕事の仕方について

次は、同僚の仕事の仕方についてです。

信頼できない同僚の自分さえ良ければ後はどうでもいい仕事ぶり。(30代女性教員)

自分の指導が子どもを成長させていると勘違いしている人が多い。(50代男性教員)

子どもに「嘘はつくな」「思いやりの気持ちを持て」「挨拶はしなさい」……そう指導はしといて、教師が出来てません。(20代女性教員)

研究授業や数々の発表では「素晴らしい」「成果が見られた」「子供たちに力が付いた」など歯の浮くような言葉が並べ立てられる。(50代男性教員)

言い方は悪いですが教師間の能力(要領や知識知能)の格差が大きい。明らかに勉強不足や意識不足の教員がいる。(20男性教員)

授業スキルを本気で学ぶ機会が少ない。大学時代から。また、本気で学んでいる人も多くはない。プロとしての意識が低いとは言わないが、備わっていないと感じる。(30代女性教員)

いろいろな行事において率先したりリーダーシップのあるような人は後々いろんな役を引き受けさせられたりしてバカを見る。もちろん給料にも反映されるわけでもないし出世にも関係ないので事あるたびに逃げ腰になり出来ない振りをする教師も多い。(40代男性教員)

学級崩壊⇒精神疾患で休暇⇒「講師」がやってきて、これまたうまくいかない⇒崩壊に拍車がかかって広がる⇒うまくいってるのは一部の教室だけで後は全体的に崩壊状態が日常化してしまう。(50代男性教員)

自分の学級はうまく回っていたとしても余所の学級が崩壊していたりすると迷惑であると同時に気の毒に感じる。(20代男性教員)

いじめなどのめんどうな問題は見て見ぬふりをする者も多い。(30代男性教員)

関連記事:学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・子ども編~

4.年代ギャップについて

世代間において、意識や仕事のやり方などについての違いもあるようです。

年配の教員に限って、若い人に仕事をまかせ、自分等は仕事をたくさんしていると勘違いする。(20代男性教員)

ベテラン勢は自分のことに一生懸命。仕事は若手中堅に回ってきて、延々と終わらない。(30代男性教員)

職場の人間関係がすごく難しいです。仕事をしない人、他の人のあら探しばかりする人、自分の主張を押し通す人など。良い先生との差が激しすぎます。難しい仕事や負担の多い仕事を、当然のように若手にふる風習があります。(20代男性教員)

退職後の再任用制度を利用して教師を続け、教師になりたい若者の枠を埋めていく方々。(20代男性教員)

若い先生方は、この仕事が「子供のためになる」とか「成長がみられる」とか勘違いをしているようです。しかし、勘違いでもしなければ、とてもやっていける仕事ではありません。(40代女性教員)

若い者がベテランを非難し、ベテランは若い者をバカ呼ばわりする。そうやって身内同士で足の引っ張り合いをしている。(50代女性教員)

5.価値観の相違について

年代や仕事の仕方についての違いは、そもそもの価値観が異なっているからかもしれません。

民間企業的な考え方をすると異端児扱い。仲間には入れない。(40代女性教員)

教職員自身にも「子供の成長」や「やりがい」等という美辞麗句に洗脳されて事の本質を考えない風潮があります。それが美徳とされ、サービス残業をする異常な状況が当たり前になっています。(40代男性教員)

自分のクラスさえよければ他のクラスはどうでもいいという姿勢が見受けられる教諭も多い。(40代男性教員)

長時間労働が偉いと思ってる人が多い。(20代女性教員)

多くの教員はそのことに気がついているが、誰も状況を変えようとはしない。ちょっとやそっとでは、変えられないものであると知っているからである。定年まで問題を起こさず、流れに身を任せていれば、それなりの生活が保障されているからである。敢えて問題を提起したとしても、誰も何もできないであろう。(30代男性教員)

関連記事:学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・労働環境編~

★まとめ

いかがでしたか。

本来、味方であるはずべきの同僚にも必要以上、気を使わなくてはならないのが教職だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

以上、元教員のトウワマコトによる、「学生の皆さん、それでもあなたは教員になりますか?~現場教員のガチ本音まとめ・同僚編~」でした!