子どもの暴力・暴言にもペナルティを!日本人は教師に対する暴力・暴言に寛容すぎる!

投稿者: | 2017年6月26日

学校教員による子どもへの体罰や暴言がニュースで取り上げられることが多い昨今。

確かに教員の体罰・暴言は良くないことです。

しかし、一方で教師に対する児童・生徒による暴力・暴言について、日本人はもの凄く甘いのではないかと私は思っています。

現状、教員の人権を無視した措置がとられる(何も対処しない)ことが多いのです。

今回は、教師に対する児童・生徒の暴力・暴言について考えていきたいと思います。

 

◆どのくらいの暴力・暴言が!?

まず、暴力に関していえば、文部科学省「平成26年度『児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査』結果について」によると、全国の小・中・高等学校における対教師暴力は、8835件あり、そのうち1681件は病院での治療を要するものであったと発表されています。

次に、暴言に関してですが、これは探してもデータはありませんでした。(それはそうです。現場の先生方は日々、児童・生徒から暴言を受けていて、一々カウントしていないはずですから)

 

◆殴られた先生は泣き寝入り!?

暴力や暴言を受けた先生、泣き寝入りをしているのが現状です。

事を荒立てないために学校外の一般社会であれば警察に通報するような出来事であっても通報することは稀であると思いますし、暴言にいたっては特にそうです。(相手が教員ではなく、児童同士・生徒同士の暴力・暴言であれば相手の保護者が異議を申し立てるので泣き寝入りにはならないことが多い)

実際、私が小学校に勤務していたときも、同僚が高学年児童に殴られたことがありましたが、当該教員は泣き寝入っていました。

このような、一般社会と比べて大甘な措置は、子どもたちは発達の途中であり、その暴力や暴言でさえも、「教育の機会」ととらえてきたためにとられてきたのだと思います。

 

◆教員の泣き寝入りは子どもの教育にはならない

一昔前のように、教師に権威があり、ごく一部の問題児童・生徒による、年に数回程度の「事件」だった頃はそのような対応でも良かったのかもしれません。

しかし、現在は地域・学校によっては日常茶飯事、ひどい場合、「お前ら教師は俺たちには手は出せないだろ?」という態度で教員の足元を見て暴力・暴言をしかけてくる児童・生徒もいるのが、実情です。

子どもたちが担任に向かって「殴ればクビになるんだから、殴れないだろう」と挑発することもある。(出典:尾木直樹『教師格差』)

私も現場でこのような子どもたちの態度を目にしたことがありました。

このように時代が変化してきた今、教員の泣き寝入りが本当に「加害児童・生徒の教育」になるのでしょうか。

私には甚だ疑問です。

 

◆暴力・暴言にはペナルティを

子どもであっても暴力・暴言が行われた際には、何かしらのペナルティが課せられるべきである、と私は考えています。

教育的見地から考えてあまりに重い処分は良くないと思いますが、例えば、小学校高学年からは対教師だけでなく児童間・生徒間においても暴力・暴言があった際には、

  • 1週間の出席停止処分
  • 清掃等の奉仕活動を課す
  • 保護者のサインつき反省文の提出

などのペナルティを課す、くらいはあっても良いのではないでしょうか。

そうすれば、それが抑止力にもなるし、もし過ちを犯してしまった際にも、加害児童・生徒が「本当に悪いことをした」と反省できる機会になると思います。(現状では、例えば教員に暴言を吐いてもスルーされていることも多いと思うので)

 

◆教員の人権軽視

またこの問題には、教員の人権が軽視されていることも見逃せません。

日頃しつこくしつこく人権人権と唱えている教育委員会も、こと教員の人権に関しては「見て見ぬフリ」を突き通しています。

教員も一人の人間であり、そのような言動は決して許されない、一線を超えたらペナルティもある、大人たちがそういう厳しい姿勢を子どもたちが示すことが、教員の人権を守るだけでなく、子どもたちの教育にもなるのではないでしょうか。

 

★まとめ

このグラフは、対教師暴力に限らず、学校内における暴力件数の推移です。

ご覧いただければ分かるとおり、小・中学校で増加傾向があります。

これには様々な要因があるでしょうが、その一つに、「教育」の名のもとに、大人の社会が児童・生徒の暴力・暴言に甘い対応をし続けてきたツケが回ってきたのではないしょうか。

ペナルティを課すことだけでは、抜本的な解決にはならないでしょう。

しかし、現状を改善するための一手として検討の余地はあると私は考えます。

以上、元公立小学校教員トウワマコトによる、「子どもの暴力・暴言にもペナルティを!日本人は教師に対する暴力・暴言に寛容すぎる!」でした!

 


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