公立小学校教員を辞めた私が、教員を長く続ける5つの方法についてまとめました。
では、「教員を辞めた私が語る、長く教員を続ける5つの方法」です。
1.一喜一憂しない
この仕事は子どもや保護者、同僚、管理職等と毎日コミュニケーションを図らなければならない仕事です。
良いことも悪いこともありますが、一々一喜一憂していると非常に疲弊します。
・・・と書くのは簡単ですが、私にはそれが出来ませんでした。
2.見てみぬフリをする
子どもが問題行動を起こしていても他のクラスなら見て見ぬふり、これに限ります。
そして可能なら怪しい場所から離れること。
下手に指導なんかした場合、その学級の担任、管理職、保護者から責められる場合ありますから。何もせず知りませんでした、これで損はしません。
こんなのおかしいと私も思いますが、一生懸命指導する教員が損を被るのが現在の状態なのです。
私はこれについても、隣のクラスで学級崩壊していれば助けにいっちゃうし、廊下で鬼ごっこしている子どもたちに厳しく指導してしまうなど、できませんでした。
3.仕事の意味を考えない
文科省、教育委員会、管理職は次々と意味のない余計な仕事を増やしてきます。
それらの仕事について一々意味を考えていると消耗します。
人間にとって意味のない行為ほどの苦痛は他にありません。
これについても、私は頭を空っぽにすることができないばかりか、管理職に反対意見を表明したりして、消耗していきました。
4.我慢する、とりあえず謝る
保護者からのクレーム、的外れな管理職からの指導など学校という職場は理不尽なことに満ちています。
それらの理不尽に対して一々抵抗をしていると、疲弊していきます。
とりあえず謝ってしまうと相手もそれ以上は詰めよってきません。
つまり、精神的に鈍感になれ、ということです。気にしないようにするしかありません。
しかし私はプライドがあり、それができませんでした。
5.職場の人間関係に関与しない
小学校の現場は特に女性が多いこともあり、人間関係が面倒です。
上手くやっている教員をみると、一切人間関係にはタッチしない(深く付き合わない)人が多かったです。
★まとめ
本来、多くの教員は子どもの成長を支えたいと思って仕事に就いています。
しかし、今はもう経済合理的に、とにかく給料を低コストで貰うためにやっていかないと続けていくことが難しい仕事になっていると私は考えます。
だから現場は精神的に鈍感な教員が増え、弱い立場にいる子どもたちに寄り添えなくなっていますが。
以上、元教員トウワマコトによる、「教員を辞めた私が語る、長く教員を続ける5つの方法」でした!
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